カテゴリ:Sow - Juku( 29 )

20070509 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯003

さて、オリエンテーション的なセッション(講義)も終了して、
今回からは課題曲に対して書かれた歌詞を講評していく。

まずは、歌詞の譜割やフレージングをチェックする。
重要なことは、口ずさんだ時に唄いやすく、なおかつ
リスナーが聴き取りやすく分かりやすい歌詞を書くこと。
例えばポエムを書き慣れている人が、曲先の作詞で
最初に当たる壁とはこれだろう。
メロディに縛られない自由詩とメロディにぴったり言葉が
はまってこそ意味がある歌詞とは、似て非なるもの。

次に、表現のチェック。
生徒さんが最初に書いた歌詞の中のよい部分はきちんと評価して、
修正すべき点をロジカルにアドバイスする。

この日、生徒さんに繰り返し話したのは、
「作詞は書いたらおしまい・・・ではなく、何度もリライトして
 仕上がるものだ」ということ。
もちろん、最初のインスピレーションはとても重要。
けれど、自分の表現をかわいがっていたり愛でているだけでは、
先には進めない。
あえて、他のジャンルのアートに例えるならば、彫刻ではなく陶芸、
あるいは水彩画ではなく油絵のように、「もんで、叩いて、塗り重ねて」
という修正作業が必須なのだ。

さて、アドバイスを受けた生徒さんの作品のレヴェルがどれくらい
アップするのが楽しみだ。


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by sowyoshizato | 2007-05-09 23:10 | Sow - Juku

20070425 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯002

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今日は、このクール2回目のセッション。
このクールの特徴は「受講者のヴォーカリスト率100%」ということ。
つまり、好意的に解釈するなら、今回の生徒さんたちは皆、
「歌詞に必要な歌心は教えずとも分かっている」と言える。
また、彼女たちが 爽塾 で作詞を学ぶことのメリットとして
最初に挙げられるのは、歌う時の歌詞の解釈、理解度が
増すであろうこと。
もちろん、作詞がうまくなることで、音楽により深くコミットしていく!
というのが目標であるには違いない。

閑話休題。

本日のセッションをレポートしよう。

まずは、作詞ではない前回の課題をざっと講評。
それから、ことの核心である「曲先作詞の進め方」を
ざっとレクチャーする。
そして!いよいよ課題曲をカセットテープ(!)で
生徒さんに渡す。
その場で曲を2回聴いてもらった後、おおよそ10分くらいの間に
歌詞のテーマを考えてもらい、その場で発表してもらう。
これは、課題曲を渡すセッションでは恒例行事なのだが、
生まれて初めてこれに取り組んだ今夜の生徒さんたちも
かなりハイレヴェルなテーマを発表してくれた。
もちろん、それをきちんとした歌詞にしていくための
悪戦苦闘をこれから味わっていく訳だけれど。。。

セッション後のデザート(?)として、DJの佐々木健二さんが
登場。
爽塾の新入生の皆さんにいきなりインタビューを始めたのは・・・
ポッドキャスト「吉里爽のインターネットで名曲をつくろう!
の収録のため。
ということで、来月アップロードするポッドキャストでは、
爽塾の誇る優秀な生徒さんたちが作詞に対する意欲を語ります!


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by sowyoshizato | 2007-04-25 22:18 | Sow - Juku

20070411 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯001

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さて、今日から爽塾の新学期が始まった。
「このクールの新入生の方もまた、女性のみ・・・」
と、毎回書くのが習慣になってしまった(笑)。
今となっては、自分の作詞塾に男性が入ってくることは
想像しづらいのが本音だ。

さて、今日のセッションの内容は、名曲と呼ばれる歌詞の分析。
ヴォーカリストである新入生の方には、「作詞を勉強することが
歌うことにプラスになるように・・・」という話もした。
作詞を学ぶことで「歌」が違う角度でとらえられ、
歌の表現力が増せばすばらしい!
もっともそれを判定するのは作詞を教える私ではなく、
彼女のヴォイストレーナーの先生だけれど。

そして、さっそく課題を出す。
悪戦苦闘をして構わない。
100点の回答でなくて構わない。
まずは、真摯に取り組むことに価値があるのだから。
場所を HEAVEN'S SALON に正式に移してから記念すべき
最初のセッションは、例によって時間オーバーにて終了。

>新入生の皆さん
 「作詞とは単なる文筆業ではなく、ヴォーカルや楽器のように、
 音楽上のスキルです」と話しましたが、
 作詞の勉強を通じて、少しずつ、音楽の、歌の本質へと
 近づいていきましょう!


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吉里爽のインターネットで名曲をつくろう! : 爽塾 誕生秘話
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by sowyoshizato | 2007-04-11 11:23 | Sow - Juku

真剣に作詞を学び始めた人が気づく作詞の厳しさとは?

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夜、生徒さんの1人から電話があった。
「課題の制作に追われる日々に少し疲れたので、
しばらくセッションを休みたい」とのことで、いろいろと
作詞に関する悩みを聞いた上で、彼女の申し出を了承した。

さて、作詞の道を志すアマチュアがぶつかる壁とは何か?
いや、爽塾のような私塾なり、音楽の専門学校で作詞を勉強し始めて
生徒さんたちが初めて気づくこととは何だろう?
私見ながら、端的に言って以下のようなことだと思う。
(音楽の世界で、作詞家が行っている)作詞とは
・ 自分以外の誰かが歌うための歌詞を
・その歌い手に似合う文体(スタイル)で
・ クライアントの決めたテーマで
・ 決められた期日までに
・ 指定された曲に合わせて・・・書くことをいう!
ということだろう。
時によっては歌詞のテーマは自分で提案できることもあるが、
歌い手も曲もあらかじめ決まっていて、それに文句を言うことは
不可である。

アマチュア作詞家の皆さんが自分のブログなりに載せている
歌詞の多くは、
・ 自分の思いの丈を
・ 自分の文体で
・ (既存のメロディに合わせずに)詞先で・・・書いた
ものだ。
それはシンガーソングライターの歌詞や自由詩(ポエム)に
近いと言えるだろう。

何が言いたいかと言えば、プロ野球も大学野球も高校野球も少年野球も
レベルが違うだけで同じ野球であるのとは違い、プロが仕事で書く歌詞と
アマチュアが趣味で書いている歌詞とでは似て非なるものなのだ。
ちなみに、上に書いたような作詞の難しさに直面した生徒さんは、
ポエムを書くことはお手のものである。

閑話休題。

自主休講を申し出た生徒さんが近い将来再入門されるかは
分からないけれど、そうなった場合は温かく迎えてあげたい。
ささやかながら自分が少人数制の作詞塾を続けているのは、
学ぶ場所の少ない作詞に真剣に取り組みたいと思う人たちに
大手の学校よりもリーズナブルな受講料とていねいな指導で
自分のスキルを分け与え、優秀な生徒さんを自社レーベルから
デビューさせることで、今日まで自分を生かしてくれている
音楽に対して恩返しがしたいと思うからに他ならない。

実は、爽塾がセッション(講議)のために場所をお借りしている
目黒区内のレストラン・ HEAVEN'S SALON のオーナーは、
数多の有名俳優のマネージメントなどを手掛けてこられた方。
このお店の片隅で看板犬ロビンちゃんと一緒に(?)
作詞の勉強に励んで、厳しいショービズの世界を知り抜いた
オーナーのお話に耳を傾ければ、創作のモチベーションがあがること
請け合いだ。


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※ 写真上:これがロビンちゃん!
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by sowyoshizato | 2006-12-27 23:01 | Sow - Juku

20061108 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯003

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今、生徒さんが苦労して取り組んでいる課題は、
あるアイドル女優さん用に書かれたもの。
その生徒さんはプロ志向なので、相応に厳しくかつ楽しく
教えている。

歌詞の良し悪しというのは、表現のクオリティや
プロットの確かさはもちろんだが、その作品が歌い手に
フィットしているかによって決まるのだ。
自分の憧れのシンガーソングライター風の作品を書いて
悦に入っているようではいけないけれど、この生徒さん(女性)は
その点心配なし。
例えば、ミスチルが好きなあまり、それ風の作品を書いてしまうのは、
男性のアマチュアに多い気がする。


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※写真上:セッションの後、今日もカフェに寄りました。
     しゃべり疲れるので、自分がオーダーするのは
     とにかく甘いもの(笑)。
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by sowyoshizato | 2006-11-08 23:13 | Sow - Juku

20061011 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯001

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さて、プチで楽しい少人数制の作詞塾「爽塾」も
スタート以来1年が過ぎ、本日から第3クール。
このクールも相変わらず、女子校です(笑)。

僭越ながら、大手の学校ではできないようなきめ細かい指導を
目標にしているので、新しい試みとして、初回の今日は
「生活指導を含めた作詞がうまくなるためのカウンセリング」
なるものをしてみた。
もっとも、「毎朝7時に起きなさいね」とか「お酒は控えめに!」
といったようなことを話している訳ではない。
月に2回のセッション(講議)に合わせて課題を提出するための
スケジューリングについて話したのだ。
ビギナーの生徒さんが月に2編の歌詞を曲先で書くのは、
たやすいことではない。
そこで、それを何とかクリアするための時間の使い方などを、
事細かにアドバイスしてみた。
例えば、通勤時間が片道1時間のOLの生徒さんだったら、
1日に作詞に使える時間がどれくらいあって、それを
どのように使えばよいのか?というような話である。

そして、今日も生徒さんを励まして、励まして、セッションを終える。
このクールも生徒さんたちのスキルがアップするよう、こちらも
精魂込めてセッションに臨んでいきたい。


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※ 写真上:よーく見ると「爽塾効果」と書いてある訳ではない(笑)
     どこかの看板
     「早熟」と引っ掛けたネーミングが看板倒れにならぬよう、
     教えるこちらも精進あるのみ!
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by sowyoshizato | 2006-10-11 23:34 | Sow - Juku

20060823 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯010

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もう1年近く作詞を学んでいる生徒さんたちは、徐々に
曲先作詞に慣れてきた感がある。
歌詞のプロットがしっかりしてきた生徒さんには、
ぜひ表現のクオリティとオリジナリティを追求して欲しい。
表現にオリジナリティがある生徒さんには、プロットを
固めて欲しい。

私が主宰するレーベル「 Songs On the Web 」で活躍するには、
プロに近い実力がないと厳しい。
なぜなら、メジャーのヒット曲に負けない作品を世に出していくのが
S.O.W. のミッションだから。
というのは、教え子の中で優秀な生徒にはレーベルのメンバーに
なることを認めることにしているのだ。
つまり、インディ−ズながら、作詞家デビューへのチャンスを
与えることにしていて、日頃から彼女達には「早くCDデビューを
実現して!」と激励しているのだ。
メジャーのヒット曲に負けない
作品を世に出していくのが S.O.W. のミッションだから。
いつか、自分の教え子の中から、 Songs On the Web の作詞チームの
エースが生まれることを願っている。
もっとも、自分も現役を降りないけれどね。
「いつでも師の寝首を掻きなさい」と武道の達人よろしく、
未来の挑戦者に宣言しておこう。


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※写真上: Heaven's Salon のコーヒーフロート。
     おいしいよ!
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by sowyoshizato | 2006-08-23 23:14 | Sow - Juku

20060712 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯007

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さて、このクールの後半がスタートした本日から、
目黒にあるHeavenユs Salon の片隅をセッションの場所に
お借りすることになった。
このブログにも何度か登場しているHeaven's Salon は、
閑静な住宅街にあるカフェレストラン。
ショービズの世界で長く活躍されているオーナーの佐野さんは
このお店を拠点にして、プロアマを問わず様々なジャンルの
クリエーターたちを励まし、時に某かのチャンスを与えたり
されている。
文化の香りが漂い、かわいいワンちゃんもいるこのお店は、
爽塾のセッションの場所にはこの上なくふさわしい。

閑話休題。

この日のセッションでは、いつもと趣向を変えて、
作品の講評をする前に課題曲のメロディを生徒さんに取り直して
もらった。
作詞の難しさを再認識してもらうために。
どういうことかと言えば、歌詞は「読んですばらしく」ても、
ダメなのだ。
「歌ってすばらしく」なければ!
よい歌詞の最低条件として、言葉がメロディにきちんと
乗っている、フィットしているということがある。
生徒さんのその辺りのメソッドを高めるためには、
こちらもスキルアップしていく必要があると痛感した。


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※ 写真上:本日の一杯は、キャラメルラテ
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by sowyoshizato | 2006-07-12 23:11 | Sow - Juku

2006028 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯006

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あっという間に・・・本日で、半年間のクールも折り返し。
今日の課題曲は前回から引き続き、shugoのポップチューン。

ここに来て、昨秋から爽塾で学んでいる生徒さんたちの進歩が
顕著になってきた。
特に、テーマの選び方、Aメロ、Bメロあたりの展開や
タイトルの付け方などが、だいぶセンスアップしてきた。
看板通り、少人数でたっぷりこってり教えているせいか、
あともうちょいの実力アップで、我がレーベル
Songs On the Web の作詞チームのメンバーになれる感じだ。

生徒さんたちには、「次の S.O.W. のアルバムで、インディ−ズとは言え、
作詞家デビューを勝ち取りなさい」といつも言っているのだが、
最初のドアを開けるのは、どの生徒さんだろう?

さて、本日手渡した新しい課題曲は、かぜが数年前に書いた
ミディアムテンポの落ち着いたナンバー。
生徒さんたちの新境地に期待したい。


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by sowyoshizato | 2006-06-28 23:58 | Sow - Juku

0060614 / 吉里爽の作詞塾「爽塾」 Session ♯005

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さて、今日から取り組むのは、このクールで2曲目の課題曲に取り組む。
曲調は Songs On the Web 作曲チームの左のエースことshugoの
アップテンポのポップナンバー。

曲調につられてか、生徒さんが提出した作品は、いずれも
「前向きな」メッセージソングであった。
しかも、想定したヴォ−カリストは男女の違いこそあれ、どれも
アイドル向けのもの。
作曲した本人の音楽的な趣味とは相当かけ離れた(笑)歌詞が
書かれているのは、興味深い。

この手の歌詞は J-POP の定番と言えるのだが、
勝負の分かれ目は、「リアリティ(真実)のあるなし」と
「歌い手がその歌詞を歌う(商品化する)価値があるかどうか?」
というあたりだろう。
今回のセッションで生徒さんの作品を講評するにあたって、
話がそういうことに及んだのは、昨秋から作詞を始めた生徒さんが
着実に進歩してきたことの証しでもある。
習い始めの頃は、歌詞の体裁を整えることがまず大変で、
そんなアドヴァイスができるレヴェルではなかったのだから。

次回の課題は同じメロディに対して、ラヴソングを書くこと。
「私はラヴソングが苦手なんです」という生徒さんもいないことは
ないのだが、そう言わずにがんばってほしいもの。
この世の流行歌の大半はラヴソング!に違いないのだから。


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※ 写真上:立ち寄ったカフェで見かけた写真の中に「BUDDY HOLLY LIVES」
     の文字を見つけた。
     うれしくなって、思わず写真に撮ってしまった。
     「虎は死して革を残す」というけれど、しからば吉里爽は?
     「吉里爽は死して名曲を残す」となりたいものだ。
     名曲を世に残した音楽家たちは、その楽曲と共にリスナーの心に
     永遠に生き続ける。
     自分がハイスクールボーイだった頃、竹下通りで買った伊達眼鏡と
     古着のスーツで真似をしていた Buddy Holly も、そんな偉大な
     音楽家の1人だ。
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by sowyoshizato | 2006-06-14 23:47 | Sow - Juku